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物理療法について



物理療法とは?
身体の受容体(レセプター)を刺激する事によって治療効果を発揮させる療法。

  
ex.温熱(冷却)療法、鍼灸、マッサージ、カイロ、整体、音楽、アロマテラピー、電気など
   「せきずい活性法〈脊髄通電〉」も物理療法です。



物理療法と薬物療法の比較

“物理”療法の特徴

「生体依存性」の治療法
 身体に対して調整的に働く(生体にプラスな方向のみに働くということ) 
 → 量を増やしても効果が強くなるとは限らない

●長所
 ・副作用が起こらない
 ・加重効果がある(好転反応のページ参照
 ・再発しにくい(病態に働きかける) → 一度獲得した生体の変化は簡単には元に戻らない
  (病態=その症状の原因になっている状態)

●短所
 ・再現性が低い
  (再現性=いつやっても同じ効果が出ること)
 ・即効性が低い(症状に働きかける力は弱い)


   それに対して



薬物”療法の特徴

「刺激依存性」の治療法
 身体に対して一方向のみに働く(生体にプラスであるかどうかにかかわらず)

●長所
 ・再現性が高い
 ・即効性がある
 ・量を増やすとその方向へより強く働く(ex.鎮痛剤を増量 → 激痛が止まる)

●短所
 ・副作用が起こる(特に経口薬は全身に回るため、あらゆる箇所で起こる可能性がある)
 ・量が足らないと効果が弱い
 ・薬を止めれば再発する(薬により強制的に症状を抑えていたため)



せきずい活性法』(低周波脊髄通電法)の働き

「低周波脊髄通電法」は「せきずい活性法」のプログラムの一つである電気刺激療法の原型となった療法であり、原理はまったく同じです。

変調作用〜自己治癒力の原理
 その人にとって適切な刺激を、皮膚を介して与える事によって全身的反応を引き起こし、
 生体の抵抗力を高めて治療を促進する作用 →
 *免疫系・ホルモン系・自律神経系へ作用させる

 *これら3系統が上手く働いている状態が「健康」であるということ。



脳・脊髄の変化
 ・β波の出現 → 脳神経の覚醒状態
 ・酸素消費量の減少 → 脳細胞の酸素活用能力の上昇
 ・脳の温度変化(通電中は著しく下降、通電後は通電前より上昇し3時間後までに安定)
  → マッサージ効果、血行改善効果

作用機序
 ●脳神経の覚醒
   ・休止神経細胞、不完全神経細胞が活動を開始
   ・中枢へ血液が集中(脳内の血流量が増大)
   ・脳細胞の酸素活用能力の上昇

 ●ホルモン系に影響(→変調作用)
   ・臓器の血行改善
   ・腎機能の活性化

 ●
自律神経作用(→変調作用)
   ・アドレナリン・カリウムの増減
   ・神経、筋閾値の変化
     (閾値=ある作用によって生体に反応が起こる場合、反応が起こるのに必要なその作用の
         最小の強度のこと)

※症状<病態: 症状の改善に時間を要したとしても、病気の根本原因に対しては大きく働きかけているので、身体は確実に改善の方向へ向かっていくということが出来る。


参考資料

吉川惠士氏(筑波大学助教授)講義 -青春大学にて-

「物理療法の実際」 東京大学医学部 高橋晄正
「総説・電気治療基礎知識」 東京大学医学部 鈴木正夫
「総説・低周波脊髄通電法」 東京大学医学部 田坂定孝
「脊髄性小児麻痺並びに脳性小児麻痺に対する低周波直角脈波脊髄通電療法」
 東京医科歯科大学 太田教授
「総説・低周波通電の自律神経作用」 九州大学温泉治療学研究所 八田 秋







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